パリへ

サンテ・クジュペリ空港からパリへ出発!

バスでペラーシュ駅から空港まで移動、道中アメリカ人らしい男性客と私の二人だけでちょっぴり不安。 朝7時40分と早めだからだろうか?空港までは1時間足らずで到着

予約した便は10時なので少し早い気もしたがチェックインしにエールフランスのカウンターへ行くと、なんだか早くしろと係りのおじさんに急かされる。言われるままに荷物を預け進んでいくと待合のベンチは人で溢れ返っているではないか、どうにか席を見つけ腰を下ろして周りを観察してみると、どうやら私の乗る予定の一つ前の便が1時間ほど遅れているらしかった。
事情も飲み込めず急かされた割には、飛行機はまだ搭乗出来る状態ではないらしく30分くらいはそのまま待っただろうか。
搭乗が始まり席についてポツンポツンと空席があることが不思議でならない。なぜなら私も本来この便でパリへ移動したかったのだが、日本で予約したときに満席で取れなかったからだ。仕方なく10時の便にしたのに・・・・
でも、ある意味ラッキーなのかも? なぜならここにいるほとんどの人は5時頃から起きて出掛けたのだろうし、あげく散々待たされ疲れ切っている様子が見て取れるからだ。

期待と不安の入り混じった思いでパリへ到着

ホテルはルーブル美術館に程近いこじんまりとした所だ。
予定より早いのだが、チェックインが出来なければ荷物だけ預かってほしいと伝えるとチェックインOKだとか。部屋の鍵を渡され7階まで奥のエレベーターで上がりそこから1階は階段で上がるようにと言われる。「エーッ!ナンで?こんな重い荷物を持って階段」いやだと告げると、「それならシャワーだけの2階の部屋しかない」と言われる。同額ならバスタブ付きは魅力的だし・・・、部屋を見てから決めてもいいかと聞くと、勿論との返事。荷物をフロントに置かせてもらいまずは8階へ、エレベーターを降りたとたんむうっとした熱気に包まれる。それほど大きくは無いホテルなので、廊下にはエアコンが無い。ここパリも南仏に負けず連日猛暑が続いているのでさすがに暑い。階段は細い螺旋状でとても重い荷物を持って上がるのは無理そうに思えた。しかし部屋は思いのほか明るく清潔で可愛らしい感じがする。もうひとつの2階の部屋を見に行くと、さっきの部屋とは違いなんだか薄暗くてシャワーも狭い。もう一度8階の部屋を確認し、まあ、重い荷物を運ぶのは2回だけだし何とかなるかと、8階の部屋ににすると告げると、フロントの若い女性が自信たっぷりに「あの部屋は可愛らしいしお勧めよ、いい選択だわ」と笑顔で応えてくれた。どうにかこうにか荷物を運び入れ、一息付く。さっそくベッドの上に地図を広げ、今日の行動予定を決める。
 中世博物館へ徒歩で行く事に。地図で見ると近いのだけれど、連日の睡眠不足と疲れの溜まった身には遠く感じられた。(涙) しかし、クリュニーでは連作タペストリーの「一角獣と貴婦人」が色も鮮やかでとても魅力的だった。

5区からシテ島に渡る、サン・ミッシェル橋そばのカフェで一服。この後どこへ行くか日本で作ってきたリストをチェック、あいにく月曜日なので、閉館のところが多い。
 今回パリでは行ける限り美術館を廻りたい、というのが私の希望で、グルメやショッピングには時間を取られたくはない。 少し遠いがメトロで東駅近くのバカラ美術館へ向かうことに。この後今回の旅で一番恐ろしい思いをすることに・・・。

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